摂食の中枢の位置と働き

摂食に関わる中枢は脳の視床下部に存在しています。ここには、腹内側核（満腹中枢VMH）と外側野（摂食中枢LHA）の二つの重要な核があり、それぞれが食欲の調整を行っています。具体的には、腹内側核が食事を抑制する役割を果たし、外側野は摂食を促進します。

また、ブドウ糖、カテコラミン、モルフィン、TRHなどの物質が摂食中枢に影響を与え、これらは満腹中枢を活性化させることで食欲を抑える効果があります。