前立腺を除去した後遺症は?
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前立腺全摘除術による合併症
前立腺を全て除去する手術の主な後遺症には、尿失禁と性機能に関する問題が挙げられます。がんが発生している部位と、尿をコントロールする尿道括約筋が近接しているため、手術直後には約80%の患者が尿漏れを経験することになります。ほとんどの場合、術後1ヶ月から6ヶ月の間に回復が見られます。しかし、非常に重度の尿失禁が残る患者もおり、この場合、膀胱に尿を貯めることができず、ほとんどの尿が漏れ出てしまうことがあります。このような重大な問題は、約2%の患者に見られます。