明治時代の工女の賃金について

工女の賃金は出来高制であり、明治8年の記録によれば、1日の最高賃金は10銭、最低賃金は1銭でした。年間での最高は9円21銭3厘に達しました。それでも賃金は年々上昇し、明治30年代には年間で100円を稼ぐ工女も現れました。この金額は当時の価値で家2軒を建てることができる相当な額でした。