「敵に塩を送る」の由来

「敵に塩を送る」という表現の起源は、上杉謙信にまつわる歴史的エピソードに基づいています。この逸話は、戦国時代に活躍した武将である上杉謙信が、敵対していた武田信玄の領土である甲斐が塩不足で困っていることを知り、その地域に塩を送る手配をしたというものです。なお、甲斐は現在の山梨県にあたる地域であり、海に面していないため、東海地方から塩を調達していたのです。