天皇が高僧に下賜した僧衣は?

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天皇が高僧に下賜した僧衣について

紫色の袈裟(けさ)は法衣の総体を指します。修行僧が使用する衣に紫色は通常含まれていませんでしたが、唐代に皇帝から贈られた衣装には紫色のものが存在しました。日本では、玄昉が霊亀3(717)年に唐へ渡り、唐朝から紫袈裟を賜りました。その後、天平7(735)年に帰国した際にも、天皇から紫袈裟を授けられたことが初の例とされています。