和田芳夫の死因について

終戦後の1946年5月23日、芳夫は上海からの引揚げ途中に長崎で病気により亡くなりました。このことを受けて、嘉子は経済的自立について深く考え、男女平等の時代に女性が司法官として採用されるべきだと信じ、1947年3月に裁判官採用願を司法省に提出しました。それまで、女性は司法官としてだけでなく、公務員としての採用もされていなかったのです。