日本の伝統的な礼法における左と右の位置づけ

「左上右下（さじょううげ）」という言葉が示すように、左が上位、右が下位とされる「左上位」の考え方は、古くから日本の礼法として受け継がれています。もし右か左のどちらを選ぶべきか迷った際には、この「左上位」を基本として考えますが、注意が必要なのは、正面から見る場合、右側が上位にあたることです。加えて、ひな壇が設けられている状況では、壇から見る左側が上位となります。