「35万石」の意味について

35万石というのは、領地の30万石に彦根藩が幕府から預かる蔵米5万俵を加えた数字を指しています。5万石の領地からの年貢（年貢は4割徴収されると仮定）が2万石（＝5万俵）になるため、蔵米5万俵は幕府から与えられた5万石の領地と同等と考えられ、江戸時代以来この35万石という格式が使われることがありました。